入院後、出産までの時間は、陣痛室という部屋で、他の陣痛のお母さんたちと過ごします。(各ベッドはカーテンで仕切られている)
子宮口が10センチ(全開)になるまで、ひたすらここで分娩の時を待つわけです。
出産が重なると、他のベッドからのうめき声など聞こえるようですが、私のときは、「陣痛なう」は私だけ。
向かいのベッドに、出産を終えたお母さんが、家族となごやかに会話する声だけが聞こえています。
なごやかにしゃべりながら、私のうめき声や小さい悲鳴を聞いて、数時間前の自分を思い出したりされていたのでしょう。
16時に陣痛が始まり、入院した時点で3~4時間が経過していました。
結局、私はこの陣痛室で翌日の15時過ぎまで過ごし、ついに分娩室へはいけずに、手術室へ行くことになります。
手術室へ入るそのときまで、陣痛と闘っていたわけですが、ここでよく話題になる、陣痛とはどんな痛みか?どれくらい痛いか?という疑問に 私なりに答えたいと思います。「尿管結石の発作と同程度の痛み」でした。(わかりにくい)
陣痛≒結石の発作?
陣痛の痛みを未経験の人に説明するのは難しいですが、出産経験のない方でも、この経験がある人にはイメージできます。
「尿管結石」の発作です。
経験ありますか?尿管結石。このブログを見ていただいている方の99%以上は経験ないですよね。あまり女性(特に若い女性)で経験される方は居ないと思います。
男性であっても経験されるのは一部の方ですよね。
でも、結石の発作とは「大の男が泣きながら救急車で運ばれるレベル」というのはよく言われることかと思います。
私は20代のときに尿管結石を経験しました。突然、信じられないぐらいの痛みが腰あたりを襲いました。これは本当に痛い。
自力で動けず、あまりの痛みにパニックになった私は、救急車を自分で呼ぶこともできず、当時一人暮らしだったため、しばらく一人でのたうち回りました。
本当に痛い痛い痛い。それはもう痛いです。
結石だけでも何ページか記事が書けるほど(ニーズ無し)、インパクトのある経験でした。
そして、陣痛はその痛みを若干増幅し、かつ長引かせたものになります。
必ずしも陣痛のほうが結石より痛いとは言い切れませんが、結石発作が、数時間程度でおさまるのに対し(痛み止めの注射や座薬の処方もあります)、陣痛は痛み止めの処置を しようがなく、ひたすら尋常じゃない痛みに長時間耐えることになる分だけ、やはりキツイと思います。
陣痛も結石も経験のない、プレママさんたちには全く共感できない内容になってしまいました(汗
尿管結石と陣痛のどちらが痛いかという論争に、両方経験した自分が白黒つけたかったたという、個人的な記事になりました。
結石以外で痛み度合いを表すとすると、私以外の方の表現を借りることになりますが、
「腰の上にトラックが乗ってきて、腰骨がバラバラになるような痛さ」というのが、私的には最もしっくりきました。
まぁ、トラックに乗られたことが無いので、結局これは正しい表現なのか疑問ですね、やはりここは実体験から、結石の痛みと近いと声を大にして言わせていただきます(振り出しに戻る)