先日、グロッバー エヴォ・コンフォートという乗り物を買いました。
2歳の娘に、少し早めのクリスマスプレゼント。
グロッバー エヴォ・コンフォートとは
グロッバー エヴォ・コンフォートは、1歳から、親が押してあげて乗ることができ、2歳頃からは、手押しレバー部分を外してキックスクーターとして、 もっと大きくなるとキックボードとして使用できる、ロングスパンで楽しめる乗り物です。
うちは、たまたまおもちゃ屋さんで見かけて、存在を知りました。
なんかカッコイー!というのが最初の感想。
使用中の今も、その印象は変わらずです。
グロッバー エヴォ・コンフォートを選択した理由
うちにはすでに、アンパンマンの手押し三輪車がありました。ですが、娘はあまり、三輪車を自分で漕ぐことには興味が無い様子。
ただ乗っかって、押してもらっているだけでは、そろそろ飽きてきたようでしたし、第一運動にもなりません。
よって、次のステップとして、ストライダーを買うことを検討していました。
ご存知の方も多いと思いますが、ストライダーとは、こういう乗り物です。
ベダルやブレーキがない自転車で、自転車に乗る一歩前のトレーニングとしても、効果が期待できるとのこと。
ただ...普通に走ってるだけでもよく転ぶような、どんくさい娘に、これを今買い与えることには怖さがありました。
自宅の周りは交通量の多い、狭い道ばかりなので、近所の公園までの道のりは、親が押していきたいなと思ったり。
そんなときに、手押し三輪車でもあり、ストライダー的な使い方もでき、その後の活用まで可能なグロッバー エヴォ・コンフォートを見て、 これならどんくさい娘のペースに合わせて、またシーンによって変化させて遊ばせられるかなと。
こういう理由で、選択したのでした。
グロッバー エヴォ・コンフォート組立
私は、改めて店舗に購入しに行く時間が無かったのでネットで買いましたが、店舗で買って電車で持ち帰れる程度の重量と大きさです。(4キロぐらい)
パーツは大きく分けて4つ。バラバラの状態で箱に入っています。
組立には六角レンチを使う箇所がありますが、確かシートを固定する際の一カ所(ネジ2本)だけだったと思います。 あとはパーツ同士をカチっとはめ込んだり、付属のダイヤルを締めたりするだけで出来上がります。
このようにシートを固定します。
このときに、少々まごつきました。
写真は一見してわかりづらいですが、左右から別の六角レンチをそれぞれ使い、同時に締めています。
私の取説の読み方がおかしいのか、両側から締める必要があることがすぐにはわからなくて、片側だけクルクルやっていても空回りするし、どうやって締めるんだ??としばし手が止まりました。
いつものことですが、娘にさんざん邪魔されながら、ろくに説明書や付属品を確認せずに組み立てるので、かえって回り道することが多いです。。
今回も例によって、「もしや、六角レンチが二つ要るのか?ひとつ足りないじゃん!」などと憤慨しながら、自宅にある自転車用のアーレンキーを出してきて写真のように締めました。
後で改めて確認すると、ちゃんと付属品の中に二つのレンチが入っていたという・・・ごめんね怒って(笑) 上の付属品の写真に二つ入っているんですが、ぱっと見わかりづらくないですかね…(モゴモゴ)
多少まごついたのは上記部分ぐらいで、あとはさくさくと進んで完成。
所要時間は約5分でした。
うちの狭いマンションの玄関でも、さほど空間を圧迫することなくおさまっています。
ただ、うちの場合は、このまま置いておくのは邪魔ですね。
広めの戸建ての玄関であれば、端っこに常駐させることもできそうです。
グロッバー エヴォ・コンフォートを使ってみた
乗せてみての感想ですが、なかなか良かったです。
すでに持っていた三輪車と比較しつつ、いくつか感じたことを書きます。
ちなみに、まだファーストスクーターとしての利用(親が押して乗せる方法)しか試していないため、その方法に限った感想になります。
走行性good!
すごく静かでなめらかです。タイヤの材質と、全体的な作りのおかげでしょうか。アンパンマン三輪車よりもずっとなめらかに走ります。 音もほとんどしない。
安定性は普通
ここでいう安定性とは、子どもを乗せて押したときに危なくないかどうかという意味です。(まだ自分で漕いで走ってはいないため)
特に危なさは感じませんでした。
ただ、さらに1年前だとどうかなぁ…。適応年齢は12ヵ月からとなっていますが、1歳になったばかりでは、ふらつかないか心配かも。
アンパンマン三輪車だと、シートを含め全体にもっと幅広な印象で、小さい子用にガードもついています。
対して、グロッバー エヴォ・コンフォートは、全体に細身ですし、もちろんガードもですが、背もたれすらも無いです。
親が押してあげるスタイルで使用するだけの場合でも、道路の凹凸などでグラついた際、身体をしっかり立て直すだけの筋力やバランス感覚が身に着いた頃からの使用がいいのかなと、個人的には思いました。
デザイン性good!(ただし親にとって)
デザインはいうまでもなく、大変スタイリッシュです。
ただし「親目線では」という前提つき。子供にとってどうかは謎です。
少なくともうちの娘は、アンパンマン三輪車を見たときほどリアクションはしてくれませんでした(笑)
方向転換は慣れが必要
グロッバー エヴォ・コンフォートは、ハンドルではなく、体重移動による方向転換をします。
購入前に、そのことは把握していたのですが、いまいちどんなやり方なのかイメージできていませんでした。
実際にやってみると、読んで字のごとくでした。
左方向に曲がりたければ、全体を左に倒す、右ならば右に倒す。
親がレバーを持っている場合は、レバーを傾ければOKです。
はじめのうちは、アンパンマン三輪車のハンドルさばきに慣れているためか、時々間違えながらぎこちなく走らせましたが、 10分もすれば難なくできるようになりました。
ただし、子どもが自分で乗るときにこれがスムーズにできるかどうかは…少なくともしばらく練習は必要かなと思いました。
あと、90度曲がりたい場合などは、車体後部を持ち上げて、前輪部分を地面に付けた状態で方向転換します。
持ち上げるといっても、テコの原理なのか?軽々上がるので、力の無い人でも問題ないと思います。
足を置く場所は狭い
ネットのレビューでもよく見るのですが、車体が全体に細く、足を置く部分も狭いです。ただし、フットレスト(取り外し可能)がついているので、 子どもでも、ここに足を置くんだなというのは直感的にわかりやすいと思います。
狭いと言うなら、三輪車のペダルのほうがもしかしたら狭いかもしれませんし、こんなもんで特に問題ないかもと感じました。
「フットレストから前輪までの距離が短いため、靴が擦れて穴が開いた」などのレビューも見られましたが、うちの場合は、最初のうち少し擦れていても、「お靴、気を付けてね~」と言っておけば、自分でつま先を外側に開く形で乗るなどして、うまく避けていました。
それぐらいの知恵が回るよりも前の年齢だと、足の置き方に少々注意が必要かもしれません。
光るタイヤがおすすめ!
グロッバー エヴォ・コンフォートには微妙に違うバージョンがあって、私が買ったものは、標準で装備されているタイヤ(前輪)がピカピカと発光するタイプです。
日本ではトイザらスだけで扱っているらしく、確かにネットでもトイザらスの店舗でしか扱いがありませんでした。
最初は光っても光らなくてもどっちでもいいかな…と思っていたのですが、安全面でもメリットがあるのではと思い直し、光る方を買いました。(値段はたしかどっちも同じ)
結果は狙い通り。
今は冬場で、外で遊ばせているとあっという間に暗くなってしまうのですが、多少薄暗くなっても、七色にピカピカしてくれるタイヤが、 通行人の視線をくぎづけにしています(笑)
そしてこれ、回転により発電して光るらしく、電池交換や充電は不要なんですよ。これはちょっと嬉しくないですか??
もちろん発電機構も経年劣化するでしょうから、交換は必要なはずですが、おそらく年単位で継続して使えるはず。
この機能は個人的にかなりお気に入りです。
気休めだとしても、防犯・安全面でgoodだと思います。
子どもはというと…光ることに、さほど興味を持っていませんでしたが(笑)
ちなみに、ハンドル部分にも、光るパーツが付いています。
カチカチと数回押すことで、キラキラ光る以外にも、クラクションのような音が出ます。
この機能は今のところ、あっても無くてもさほど変わらない気がします。クラクション音でなく、音楽が鳴るほうが良かったかも。
2歳児が押すには少々強めのクリックが必要なこともあり、今のところ娘も積極的に使ってはいません。
総合的に見て及第点です
いまのところ、手押し三輪車と同じ使い方しかしていませんので、製品の良し悪しを正しく評価できません。
それを前提にですが、現時点の評価としては、なかなかいい乗り物だと思います。
見た目のおしゃれさが際立ちますが、機能性としっかり両立しているところがすごいなと思います。
またスリムな本体、コンパクトな車輪なので、収納スペースも、三輪車よりは気持ち少なく済みます。
また、手押し用のレバーを外して(ワンタッチで外れます)、自転車のカゴに乗りました。公園まで自転車に乗せて運び、遊ばせるときに便利です。
子どもが自分で漕いで遊ぶ段階になれば、走行性などの機能面がますます生きてくるのではないかなと、今から期待しています。
成長に合わせて、記事を更新して感想をお届けできるようにしたいと思っています。
ちなみにですが、現在約2歳半、身長86センチ程度の娘で、足はある程度地面につきますので、自分で漕ぐための身体的な要件は満たしていると思います。
同じぐらいの歳ではあれば、もっとアグレッシブなお子様なら、十分キックスクーターとして活用できると思います。
後日談・3歳でキックボード仕様に変更
娘が3歳を過ぎた頃、キックボードに変更してみましたので、追記します。
グロッバー エヴォ・コンフォートは、成長に合わせて三段階に形を変更できます。
娘は、キックスクーターとしてはうまく使えず、最近まで親が押して使ってました。
これじゃ運動にもならないしってことで、最終形態のキックボードに変更。
取説がどっかいってしまい、適当に触りましたが、めっちゃ簡単でした。(たぶん合ってるはず…)
本体から、サドル部分を外します。
次にフットレストを外し、
ハンドルとなる、かつての手押し棒部分を差し込む。
フットレストを外した跡は、そのままだと穴が開いたままなので、最初に保管しておいた部品でふさぐ。
これでキックボード完成です。
こちらが外した部品たち。
娘は保育園で同様のものを経験済みだったようで、特に教えなくてもすぐ遊んでいました。キックスクーターはできなかったのに…
こういうのもその子その子の個性によるんですかね。
キックスクーター時代、親が手押し棒でうまく方向転換してましたが、キックボードになると子どもが自分で舵を切らないといけません。
キックボードに変えたばかりの今は、まっすぐ進むので精一杯ですが、いずれできるようになるのかな。
しばらくこれで遊んでもらって、またご報告したいと思います。