ひじきまめ通信

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【膀胱尿管逆流症治療記 番外編】自作紙芝居で心の準備を 

娘は、膀胱尿管逆流症を患っており、先日手術を受けました。

今回は治療記の番外編として、2歳児に心の準備をしてもらうために、うちでやったことを書きたいと思います。

 

本人の理解が大切とは言うが・・・

 

娘が手術を受けたのは2歳でした。まだまだ十分な意思疎通ができる歳ではなく、大学病院の診察時も、医師の話が理解できているとは思えない様子。

真剣に聞いている両親をよそに、診察室で動き回ってはしゃいでいます。

ですが医師の言葉によると、手術を受けさせるにあたり、子ども相手であっても、事前によく説明しておくことが重要ということ。だまし討ちのようにするのではなく、まだよくはわからないかもしれないが、 「先生に悪いところを治してもらうんだよ」ということを説明しておくことが大事なんだそうです。

なるほどと納得はしたものの、どうやって説明するのか・・?

ごく簡単なことでも、なかなか理解しあうことが難しい「魔の二歳児」に 、こんなディープで繊細で重要なことをわかってもらうには・・?と検討した結果、「紙芝居を作る」ことを思いつきました。

 

『おなかのバイキンをやっつけろ!』

 

作成した紙芝居です↓

 

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こうしてアップしたものを改めて見ると、素人の手作り感満載でお恥ずかしいです…

とりあえず絵の美しさやお話の完成度は二の次で、「なるべくウソがなく、シンプルで、かつ読み物として楽しめるものに」なるよう心がけました。←いいわけ

紙芝居を思いついた時点で、手術まで1ヵ月を切っており、日中仕事もしていて時間が限られていましたので、正直やっつけ仕事でしたが(制作時間7~8時間ぐらい)、アンパンマンの登場が功を奏したか、娘は割と気に入ってくれました。

紙芝居が出来てからは、毎晩のようにこれを読み聞かせて、娘に心の準備をしてもらうよう心がけました。

 

効果のほどは?

 

世界で1つだけの、娘の物語。作った親は自己満足に浸りましたが、肝心の効果はどうだったのか。

 

いやいや、結構効果ありだったと思います。(手前味噌)

 

なにぶん2歳児なので、本人に感想を聞くこともできません、なんとなくそう思うだけです。

ですが、数日読み聞かせを続けていると、日常のなかで「少しお腹がイタイけど、それはバイキンが居なくなった証拠です」など、作中に出てくるセリフを口にするようになりました。

手術後の回復期に、つらい場面も色々とありましたが、「バイキンはもういないからね、あと少しだからね!」と励ますと、「うん」 と理解しているような様子も見られました。

おそらくですが、言葉だけで説明するよりは、効果があったのかなと思います。

これから小さいお子さんが、入院や手術を予定されている場合は、 こういった視覚に訴えるツールを検討するのもいいかもしれません 。


うちの子は、術後の経過があまり良くなく、当初想定より長い期間苦しい思いをしているのですが、だからこそなおさら、自分に何が起こっているのかをうっすらとでも理解していることがとても重要だったように思います。

医師が言っていた通り、「いつもの診察の延長だと思ってたのに、目がさめたら、痛くてつらくて大変なことになってた!」という状態だと、本人の苦しさ、つらさは増していたように思います。

 絵を描くのが苦手な方や、その時間の無い方もおられると思いますが、市販の絵本で近いものを探すのもいいですし、メルカリやminneなどで、オーダー絵本の作成を依頼することもできるようなので、そういうサービスを利用されるのもいいかもしれません。