現在うちの娘は、持病の関係で、毎日抗生剤を飲んでいます。
苦いお薬ですが、嫌がることなく(むしろ喜んで)飲んでくれて、助かっています。
しかし、ここにくるまでには、かなり試行錯誤がありました。
イヤイヤ期の到来とともに薬もイヤイヤに
娘は0歳のときから、風邪や感染症などで処方薬を飲む機会がとても多
とはいえ、1歳の終わりぐらいまでは、ヨーグルトやゼリーなど、何
しかし、イヤイヤ期に本格突入すると同時に、薬も全力拒否をされ
風邪薬(咳止めや痰切りの類)であれば、症状を抑えることが目的なので、どうしても飲んでくれないならそれでもいいかとあきらめます。
しかし、細菌感染などの治療に使う抗生剤は、飲まなければ重症化してしまい
中耳炎や尿路感染を何度も患う娘には、何とか飲ませなければとこちらもあせってしまい、こちらがあせるほど、娘は頑として飲まず(TT)。
どうしてもダメなときは、水を含ませて練った粉薬を指先に付けて、無理に口に押し込むしかないのですが、当然娘は猛反発し、一度はかなり指を噛まれて流血しました。
こういった攻防が一日に何度も続くと、私はちょっとおかしくなりかけていま
あれもダメこれもダメ
何とか薬を飲ませるために、こんなことを試しました。
- ヨーグルトに混ぜる
- シュークリームに混ぜる
- アイスに混ぜる
- ジュースに混ぜる
- カルピスに混ぜる
- とにかく懇願する
うちでは、上記のすべてが撃沈でした。
少し前までは、これらが通用していた のに。
特に最後の、一生懸命説明し、涙ながらに情に訴える作戦は、結構効果的な時期もあったのですが 、これも効かなかくなったときは、心が折れそうでした。
ここでいったん自分を落ち着かせて…原点に帰り、実際に飲ませようとしている混ぜ物を自分で少し舐 めてみました(まだやってなかったのかと言われそうですが)。
すると、予想以上に苦い。
お菓子の甘さを薬の苦みがはるかにしのいでいました。
そりゃ嫌だよねぇと実感。これなら、嫌がるほうが正しく発達して いる気がすると、妙に納得してしまいました。
※ちなみに水薬(甘い液体に薬を溶かしたタイプの薬)は、0歳のときから大嫌いで、絶対飲みません
そのまま与えるのが正解だった
嫌がることも成長のうちとはいえ、このまま飲んでくれないのでは 持病が悪化してしまいます。
最終的に行きついたのは、「そのまま食べさせる」でした。
それまでは、抗生剤の強い苦みを、何とかまぎれさせようとして、 甘いものと混ぜていました。
でも、ためしに、粉薬だけを自分の口に入れてみた ところ、子ども用に甘くコーティングされているため、すぐには苦みを感じませんでした。むしろ何かに混ぜて溶かすほうが、コーティングがはがれて余計苦いのでは?と気づき、子どもにもそのままをスプーンですくって飲ませて(食べさせて)みたところ、全く抵抗せずにパクパク食べ てくれました(びっくり)。
それからは、基本的にそのまま飲ませるやり方に変更しました。そして念のため、お菓子作り用の粉砂糖をほんの少しだけ混ぜて、さらにパ サパサ感を抑える程度に水を数滴たらしてから(これをしないと、鼻息で飛んでいったことがありまして)飲ませています。
子どもは、この方法だとお薬タイムが楽し いようで、「自分で食べる~!」といいながら自らパクついてくれます。
この方法でも苦みは完全に消えてはおらず、決して美味しいものではないので、なぜ娘が嬉しそうに飲むようになったのかは不明です。もしかすると、激しく抵抗する時期がちょうど終わるタイミングだったのかもしれません。
ですが、一定の効果があったことは確かです。
処方される抗生剤の中には、子ども向けの加工をしていない、ガチ で苦いお薬もあるため、その場合は粉砂糖に加えて、お菓子作り用のカラースプレー(と いう名のチョコ)を混ぜます。
これだと見た目もより子ども好みの感じになり、さらに喜んで食べてくれます。(苦いー!と言いながらも。)
以上が、今のところうちには効果的な与薬方法となっています。
ゼリーもお勧め
服薬用のゼリーも試したことがあり、これも効果的でした。
普通のゼリーや、ジュースなどの飲料にまぜるのと違い、溶かしたり混ぜ込むのではなく、薬を包み込むようにして与えます。
そのため、お薬のコーティングがはがれることも少なく、飲みやすいようです。
ネット情報では、2歳前後になれば、お薬が必要であることをじっ くり教えてあげれば飲んでくれるという説も見ましたが、うちの娘は少々足りてないのかwじっくり説 明したりお願いしたりする作戦は全然通じませんでした。
お子さんによっては通用するかもしれません、それで通用するなら それが一番ですよね。。。
(うちでも、お薬を飲めたあとに、それがいかに大切なことかを話し、大げさに褒めることは常に心掛けています。)
上にも書いたように、薬を飲む飲まないは、味だけでなく気分に左右される部分が多いように感じます。
何となくうちの娘には、スプーンで 粉薬をパクっといくことが楽しかったと。だから飲んでやろーかという気になってくれたようです。他のお子さんだと無意味かも知れず、子どもがどんな与薬方法に興味を持つかは、やってみないとわかりません。
お薬の嫌な味を多少なりとも抑えてあげたら、あとはその子が好きな与え方を、色々工夫してみるのが成功 のカギかなと思います。