ひじきまめ通信

出産、育児、その他もろもろ

産後最初の壁

皆さん、赤ちゃんって、放っておいても勝手におっぱいを吸う生き物だと思っていませんか?

私は思ってました。

それが、私が産後、最初にぶち当たった壁でした。

 

うちの娘は、とにかく母乳を飲んでくれませんでした。産後入院の際に、助産院で、何とか母乳にも対応する子になりましたが、それでもあまり好きではないことに変わりはなく。

結局生後3ヵ月を迎える頃には完全に卒乳(卒母乳)してしまいました。(以降完全ミルク育児)

 

その後2年経った今言えることは、

母乳が嫌いな子は飲まない。

 →無理に飲ませなくていい。

  →別に完全ミルクでいいじゃない。

です。

 

とはいえ、どうせなら飲んで欲しいのもママの本音です。

娘がどういう様子だったか、改善させたくて何を試したかなど、(失敗している分際でアレですが)ご参考になるかもしれないので書きます。

 

母乳嫌い

 

娘は、産まれた直後から、母乳が嫌いな子でした。

今思えば、搾った母乳を与えると飲んでいたので、私のチチが嫌いだったというのが正確な表現かもしれません。

出産した病院では、授乳時間になると呼び出しがあり、授乳室でママたちが集まって授乳します。(ママそれぞれ、少しずつ時間をずらしながらやります、だいたい3~5人程度が同時に授乳していました)

そのたびに、うちの娘だけ、嫌がって大泣きです。

毎回助産師さんがかけつけてくれて、あの手この手で、うまく吸えるよう試してくださるのですが、絶対に吸いません。(ちなみに私は、いわゆる陥没していたり、扁平だったりする乳頭ではなく、ごく普通に吸えるはずの乳頭でした)

仕方ないので、乳頭保護器(乳首にかぶせて、間接的に赤ちゃんにチチを吸わせるもの、本来は乳首が痛むときなど、乳頭の保護に使う)をかぶせて吸わせます。するとなぜか、少し飲むのです。

そんなに私の乳首がイヤ?!

しかも、保護器も、病院にはA~C(仮称)の3種類置いてあるのですが、そのうちの必ず特定のA種しか受け付けません。

大人にはどう違うのかわからないのですが、彼女には全く違うようでした。BやCでは絶対に飲みませんでした。

 

毎日、昼夜問わず、2~3時間ごとに授乳タイムがあるわけです。

そのたびに、30分ほどかけて、時にはギャン泣きする娘の頭をつかんで押さえつけるように授乳の練習をし、それでも飲まずに、保護器を借りて(Aじゃないとダメ)、やっとわずかに2ccばかりの母乳を飲ませる。

それでは量が足りないので、その後ミルクを作って与える(それはごっくごく飲む)。

このままだと私のチチがガチガチに張るので、娘を助産師さんに返した後に、私一人だけ授乳室に居残り、搾乳機を使って、牛のように乳をしぼられる。

毎度、これの繰り返しなわけです。

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3日もすると、病んできました。

 

仕事帰りに寄ってくれた夫を廊下の隅に連れていき、「私と娘だけが、みんなができていることができない!!」と言って大泣きしたことを思い出します。

 

とっくに卒乳した今になれば、たいしたことではないと思えます。

ですが、当時は極限の疲労と術後の傷の痛み、さらに産後のメンタル乱高下の状況の中、何度も繰り返される虐待のような授乳タイムを、たいしたことじゃないとはとても思えませんでした。

 

対策 ~なんとか乳を吸わせるために~

 

まず、病院で助産師さん指導のもと試したことは、

  • 乳首ほぐし
  • 授乳時の抱き方の工夫

でした。

 

母乳を嫌がるのは、哺乳瓶で楽をすることを覚えたからだそうです(哺乳瓶だと乳首もやわらかく、たくさんミルクが出てきますが、ママの乳首は(特に最初は)固くて、かつしっかり吸わなければ出てきません。)

私は帝王切開だったため、産後3日目ぐらいまで、まともに授乳できませんでした。その間、助産師さんたちが哺乳瓶でミルクを与えてくれていたのですが、それですっかり、楽々飲める哺乳瓶に慣れてしまったようでした。ショックでしたが、後から悔やんでも仕方ありません。

何とか、娘が吸いやすいように、柔らかく、平らで長めの乳首になるよう、揉みほぐし(というか潰されているというか)てもらいました。


→無駄でした。

 

抱き方も、よくある、横抱きのスタイルのほか、ラグビー選手のように、脇に赤ちゃんをはさむやり方や、タテに抱くやり方など試しました。

 

→無駄でした。

 

病院では、10人以上の助産師さんが入れ替わり立ち替わり、できることをすべてやってくださいましたが、一度も娘が母乳を飲む姿を見ることはなく、助産院へバトンタッチとなりました(産後入院で助産院へ。別記事に書いています)。

 

助産院でやったことは。

 

  • 地獄のマッサージ(基底部はがし) 

 

でした。

おっぱいを、二人がかりで、とにかく全力で上下左右に引っ張られます。胸からおっぱいを剥がすように、つかんで引っ張って、揉みほぐされました。

病院でも痛いマッサージはしてもらいましたが、それとは痛みレベルが一桁違うような、本当におっぱいがはがれるのでは?と思うほどの痛みでした。

瞬間的には陣痛の痛みに負けていなかったと思います。

 

→効果抜群でした。

 

その後、授乳時の抱き方も再度教え込んでもらい、娘を抱っこしてチチを持って行くと、魔法のように吸い始めました。

なんで・・・?

正直、基底部はがしと抱き方の微妙な違いだけでこうなったとは思えないのですが、初めて飲んでくれたことは事実です。

心から嬉しい瞬間でした。

 

ただ・・生後2ヵ月を迎える頃には、また、母乳を受け付けなくなりました。さらにミルクまであまり飲まなくなり、このままでは死んでしまう!とうろたえました。

 

そこで試したのは、

 

  • 食べ物を見直し、母乳量を確保する。

 

母乳の味が悪いのかもと、食べ物を改めて見直して、水分も前以上に摂りました。おかげで母乳パッドはいつもひたひたでしたし、ちょっとつまんだだけで母乳が飛び散りました。

 

→ですが無駄でした。

 

  • ミルクの前に必ず母乳を飲ませるようにする

 

混合育児であっても、まずはお腹がすいている状態で、母乳から飲んでもらうことを心掛けました。

 

→無駄でした。娘は泣きわめき、私は疲弊するだけでした。

 

やめた 

 

母乳を飲ませようと躍起になっている間に、ミルクまで嫌がるようになった娘と、疲弊した私の姿を見て、夫がもう無理に母乳を飲ませるのはやめようと言いました。

それ以降は、ミルクを積極的に飲んでもらいました。

ミルク量も同じぐらいの月齢の子に比べると、相当少なかったですが、母乳よりは飲みました。

 娘は生後すぐに、母乳(ミルク)が足りず、脱水症状で入院しているのですが、また同じように入院させて、小さい小さい腕に点滴の針を刺すのだけは忍びなかったので、もう母乳だミルクだと言ってられる余裕は無かったです。

どっちでもいいから、口に入れてくれるだけで満足でした。

私自身も、毎度格闘しなくていいと思えば、ずいぶん楽になりました。

 

ミルク育児でもいいんじゃない?

 

改めて、母乳にこだわることはないと思います。母乳じゃないと免疫が渡せないという説もありますが、娘が初めて風邪を引いたのは、生後6か月の頃でした。

だいたい母親からもらった免疫が切れてくるのがそれぐらいと言われていますので、格別、娘に免疫がなかったとは思いません。

母乳を飲ませるのはママにもメリットがあって、子宮の戻りが良くなり、また母乳を作るのにエネルギーを使うため、産後太りも予防できるといいます。

こればかりは、確かに母乳をあげていた頃に比べて私の体重は増えやすくなりました。(子宮の戻りについては、特に困らなかったのでわかりません)

女性としては、体重を減らせないのは少し残念なところですが、食事などに気を付けて、自分でコントロールすることで解決します。

また母乳育児に比べて、ミルク育児はミルク代が余分にかかります。そうはいっても一ヶ月で1万円前後ぐらいだったと思います。何年も続くことではないので、さほどダメージではなかったです。完全母乳だったとしても、良質の母乳を作るためには、ママの食事量や質を維持するために、多少なりとも余分に費用がかかると思います。

他にも、外出時の荷物(哺乳瓶、携帯用ミルク、お湯など)が増えるとか、弊害は多少ありますが、どれもわずかな差かなと今は思います。

 

ミルクのメリットもあります!

 

母乳をあげていると、口に入れるものを気にしないといけませんが、ミルク育児なら、コーヒーや脂っこいもの、辛いものもOK。お酒だってOkです。

私は産後5か月の頃には毎晩晩酌していました。

ストレスの多い育児中、好きなお酒を飲む瞬間があるだけで、少し発散できましたよ。

 

こういうことを書いていると、たくさんのご批判をいただきそうですね。

母乳嫌いな子なんていない、飲まないのは飲ませかたが悪いか、母乳が出てないからだ。とか。

何とでもなるのに、早々にあきらめてミルクに切り替えて、晩酌を楽しむとは何事か。とか。

 

そう言われても、うちの子は飲まなかったんだもの。

母乳はジャンジャン出るようになってたけど、それでも、顔中に母乳を飛び散らせながら、娘は嫌がって泣いたんだもの。

 

ママとしては、飲んで欲しかったけど、そんなに要らないなら無理しなくていいと思ったのです。

皆さんも、母乳礼賛の声を気にしすぎて、無理することないですよ。

少し大きくなってご飯を食べるようになれば、どっちで育てたかなど忘れちゃいます。