ひじきまめ通信

出産、育児、その他もろもろ

その1 里帰りしない人の産後準備

娘を出産したとき、里帰りはしませんでした。母親の手伝いも、退院後三日だけお願いしました。

これは、私の両親の負担を考えた面もありましたが、産前産後をなるべく夫婦で乗り切りたいという、私自身の希望によりそうしました。 

 

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とはいえ夫も普通の会社員ですので、特に産後の一ヶ月を大過なく過ごすには、それなりの備えが必要でした。

ネットで見れば、里帰り無し・サポート無しで出産された方のお知恵がたくさん見つかったので、参考にさせていただきました。

中でも、私の中でキーになったのは、「産後入院」と「夫の育休取得」だったと思います。

 

産後入院とは

 

産後入院とか、産褥入院とかいう言葉がありますが、日本ではあまり一般的ではないようです。私も自分が妊娠するまで知りませんでした。

産後の一定期間、助産院等の専門施設で、ママと赤ちゃんが一緒に入院し、食事・洗濯など、身の回りの世話をしてもらうことで、ママは赤ちゃんのお世話に専念するための入院です。

産褥期と言われる、産後約一ヶ月の間、ママはできれば赤ちゃんのお世話以外のことはせずに、身体を休めながら過ごすのが理想と言われます。とはいえ炊事洗濯などの手伝いがない人の場合はそうもいかないため、こういった産後入院や、産褥ヘルパーなどのサービスを利用する方法があります。

 

利用してみて

 
実際利用してみてどうだったか?

結論から言うと、とても良かったです。

何が良かったか?

家事サポートをしてもらえる点はもちろんのこと、何よりもプロに24時間体制で付いていてもらえる安心感が半端なかったです。

経産婦の方、初めての出産後、退院するとき、とても怖くなかったですか?

私の場合、いきなり自分ですべてやらないといけない重圧はかなりのものでした。

特に、出産した病院が母子別室(赤ちゃんは新生児室に集められ、24H助産師さんが付いていてくれる。授乳の際のみママが新生児室へ会いに行く方式)だったため、入院中は赤ちゃんを安心して預けっぱなしでした。それが帰宅後から急に、赤ちゃんのことは全て親にかかってくる。それで普通なのですが、初めてのときは本当に自信がなかったです。少し目を離したすきに、ちょっと隣で眠っていた間に、赤ちゃんの心臓が止まっていたらどうしよう!?そんな不安でいっぱいでした。

そこまでいかなくても、沐浴はちゃんとできるだろうか、おしっこやうんちはきれいにしてあげられるだろうか、湿疹など出てきたらどうしたら・・などなど、言い出すときりがありません。

とはいえ、病院の助産師さんは皆さん忙しそうで、細かいことを質問する余地がありません。

わからないことだらけでも、入院期間が終われば助産師さんの庇護のもとを離れなくてはならない不安。

産後入院は、帰宅後にしっかりママとしてやっていけるよう準備するための、OJTの場として大変ありがたいものでした。

 

ちなみにうちの娘は、母乳を飲まない子で、結局病院では一度も私のチチから飲んでくれることなく退院しました。

もう母乳をあげることはあきらめないといけないかと、がっくり肩を落としていた私でしたが、助産院の院長先生(ベテラン助産師さん)は、どんな手を使ったのかよくわかりませんでしたが、力技で、チチが飲める子にしてくれました。

 

助産院には助産院の、病院には無い何かがあるように思いました(逆もまたしかり)。

両者の方向性は常に真逆で、混乱もしましたが、その辺をうまく咀嚼できれば、とても利用しがいのあるサービスでした。

 

ちなみに、産後入院のほかに、行政が派遣している産褥ヘルパーや、民間企業のベビーシッターをお願いすることなども検討しましたが、前者は比較的安価ですが、利用にあたり時間的制約と依頼内容の制約(アレだけはやるけどそれ以外はやらない)が多いことがネックになり断念、後者は自由度は高いですが料金もはねあがることと、自宅に他人様に来ていただくことへの抵抗感により、これも断念しました。

 

施設の選定

 

産後入院に決めた後、施設の選定に入りましたが、これがなかなか苦労しました。

冒頭にも書きましたが、日本では産後入院は一般的とはいえません。

うちから電車で1時間半以内の場所まで広げても、対応している施設はやっと3箇所でした。

3箇所すべてを、大きくなってきたお腹を抱えながら1ヶ月かけて週末に見学しにいき、それぞれの助産院のコンセプトや、入院中対応してくれる内容、金額を比較しました。金額は(定価ベースでは)さほど変わらないですが、コンセプトやサービス内容、設備はそれぞれかなり違いがありました。

同じ助産院でも、産後入院だけだとあまり積極的でなく、基本は出産もその施設でする人に対するサービスとしてやっているところもありました。

色々調べていると、産後入院は単純に、あまり商売にならないようで、今の日本ではそれに特化した施設などは到底できなさそうです。

現状では、一部の助産院が、困っている産後ママを助けたい思いから、多少なりとも無理して受け入れているような側面があるようでした。

 

さて私の選定のお話に戻りますが、ご参考までに私が重視したポイントを書きます。

  • 自宅からなるべく近いこと(夫のお見舞いの利便性)
  • 洗濯サービスがあること
  • 個室があること

でした。

特に、せっかく病院の大部屋を出られたのだから、出来る限りプライベート空間を確保できる施設でゆっくりできればと思って探しました。

これらの条件を満たす助産院を見つけられたことは、ラッキーだったと思います。

 

ちなみに、3箇所のうち2箇所は、隣の市にあったのですが、その市に住んでいる方は、利用の際に市から補助が出て、大幅に安い金額で利用できるということでした。

私の場合は別の市からの利用なので、定価利用となり、1日あたり約2万円でした。補助が出ればこれが6,000円になるということでした。全然違う・・・

 

余談ですが、産後入院だけでなく、妊娠・出産・子育てに関して特に、お隣の市との格差をたびたび感じます。結婚して引っ越してきた際には、そういう視点で街選びをしなかったのですが、そのことを、今もしょっちゅう後悔しています。

もしこれから新居の選定を考えられる方がいらっしゃれば、子育て等に関する行政サービスも事前に調べてみてもいいかもしれません。

例えば、私の市では、子供が中学校就学前までは、医療費の自己負担額がゼロ円なのですが、それ以降は負担が発生します。

しかしお隣の市は高校卒業まで自己負担ゼロ円です。

医療費負担の地域差については、様々な意見がありますが、難しいことを抜きにして、「生活にかかってくるお金が明らかに安い」のであれば、やはり利用者としてはそちらを選びたいですよね。

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他にも高校が無償化されているか否かなど、ほんの少し市(県)を移動するだけでずいぶん差がある場合があります。

当然そのあたりを考慮したうえで生活の場を選択しているという方がほとんどかもしれませんが、独身時代が長く、仕事と遊び以外のことをあまり考えてこなかった私には全く欠けていた視点でした。。

 

以上が産後入院施設の選定までです。入院中の様子など、続きは「その2」に書きます。

 

 

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