ひじきまめ通信

出産、育児、その他もろもろ

【お薬嫌い】すすんで薬を飲んでもらう方法

現在うちの娘は、持病の関係で、毎日抗生剤を飲んでいます。

苦いお薬ですが、嫌がることなく(むしろ喜んで)飲んでくれて、助かっています。

しかし、ここにくるまでには、かなり試行錯誤がありました。

 

イヤイヤ期の到来とともに薬もイヤイヤに


娘は0歳のときから、風邪や感染症などで処方薬を飲む機会がとても多く、毎度飲ませるのに苦労していました。

とはいえ、1歳の終わりぐらいまでは、ヨーグルトやゼリーなど、何か甘いものに混ぜることで、どうにか飲んでくれていました。

しかし、イヤイヤ期に本格突入すると同時に、薬も全力拒否をされるようになりました。

風邪薬(咳止めや痰切りの類)であれば、症状を抑えることが目的なので、どうしても飲んでくれないならそれでもいいかとあきらめます。

しかし、細菌感染などの治療に使う抗生剤は、飲まなければ重症化してしまいます。

中耳炎や尿路感染を何度も患う娘には、何とか飲ませなければとこちらもあせってしまい、こちらがあせるほど、娘は頑として飲まず(TT)。

どうしてもダメなときは、水を含ませて練った粉薬を指先に付けて、無理に口に押し込むしかないのですが、当然娘は猛反発し、一度はかなり指を噛まれて流血しました。

 

こういった攻防が一日に何度も続くと、私はちょっとおかしくなりかけていました(汗

 

あれもダメこれもダメ

 

何とか薬を飲ませるために、こんなことを試しました。

 

  • ヨーグルトに混ぜる
  • シュークリームに混ぜる
  • アイスに混ぜる
  • ジュースに混ぜる
  • カルピスに混ぜる
  • とにかく懇願する
 
うちでは、上記のすべてが撃沈でした。
少し前までは、これらが通用していたのに。
特に最後の、一生懸命説明し、涙ながらに情に訴える作戦は、結構効果的な時期もあったのですが、これも効かなかくなったときは、心が折れそうでした。
 
ここでいったん自分を落ち着かせて…原点に帰り、実際に飲ませようとしている混ぜ物を自分で少し舐めてみました(まだやってなかったのかと言われそうですが)。
 
すると、予想以上に苦い。
 
お菓子の甘さを薬の苦みがはるかにしのいでいました。
そりゃ嫌だよねぇと実感。これなら、嫌がるほうが正しく発達している気がすると、妙に納得してしまいました。
 
※ちなみに水薬(甘い液体に薬を溶かしたタイプの薬)は、0歳のときから大嫌いで、絶対飲みません
 

そのまま与えるのが正解だった

 
嫌がることも成長のうちとはいえ、このまま飲んでくれないのでは持病が悪化してしまいます。
最終的に行きついたのは、「そのまま食べさせる」でした。
 
それまでは、抗生剤の強い苦みを、何とかまぎれさせようとして、甘いものと混ぜていました。
でも、ためしに、粉薬だけを自分の口に入れてみたところ、子ども用に甘くコーティングされているため、すぐには苦みを感じませんでした。むしろ何かに混ぜて溶かすほうが、コーティングがはがれて余計苦いのでは?と気づき、子どもにもそのままをスプーンですくって飲ませて(食べさせて)みたところ、全く抵抗せずにパクパク食べてくれました(びっくり)。
 
それからは、基本的にそのまま飲ませるやり方に変更しました。そして念のため、お菓子作り用の粉砂糖をほんの少しだけ混ぜて、さらにパサパサ感を抑える程度に水を数滴たらしてから(これをしないと、鼻息で飛んでいったことがありまして)飲ませています。
子どもは、この方法だとお薬タイムが楽しいようで、「自分で食べる~!」といいながら自らパクついてくれます。
 
この方法でも苦みは完全に消えてはおらず、決して美味しいものではないので、なぜ娘が嬉しそうに飲むようになったのかは不明です。もしかすると、激しく抵抗する時期がちょうど終わるタイミングだったのかもしれません。
ですが、一定の効果があったことは確かです。
 
 
処方される抗生剤の中には、子ども向けの加工をしていない、ガチで苦いお薬もあるため、その場合は粉砂糖に加えて、お菓子作り用のカラースプレー(という名のチョコ)を混ぜます。
 

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ゴールデンコンビ

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カラフルで楽しそう(?)

これだと見た目もより子ども好みの感じになり、さらに喜んで食べてくれます。(苦いー!と言いながらも。)

 

 以上が、今のところうちには効果的な与薬方法となっています。

 

 

ゼリーもお勧め

 
服薬用のゼリーも試したことがあり、これも効果的でした。
普通のゼリーや、ジュースなどの飲料にまぜるのと違い、溶かしたり混ぜ込むのではなく、薬を包み込むようにして与えます。
そのため、お薬のコーティングがはがれることも少なく、飲みやすいようです。

 

 
ネット情報では、2歳前後になれば、お薬が必要であることをじっくり教えてあげれば飲んでくれるという説も見ましたが、うちの娘は少々足りてないのかwじっくり説明したりお願いしたりする作戦は全然通じませんでした。
お子さんによっては通用するかもしれません、それで通用するならそれが一番ですよね。。。
(うちでも、お薬を飲めたあとに、それがいかに大切なことかを話し、大げさに褒めることは常に心掛けています。)
 
上にも書いたように、薬を飲む飲まないは、味だけでなく気分に左右される部分が多いように感じます。
何となくうちの娘には、スプーンで粉薬をパクっといくことが楽しかったと。だから飲んでやろーかという気になってくれたようです。他のお子さんだと無意味かも知れず、子どもがどんな与薬方法に興味を持つかは、やってみないとわかりません。
お薬の嫌な味を多少なりとも抑えてあげたら、あとはその子が好きな与え方を、色々工夫してみるのが成功のカギかなと思います。

【100均素材】ベビーカートの作り方

子どもが歩けるようになってくると、手で押して進むモノが大好きになりました。

市販品で言うと、おもちゃのベビーカーや、コンビカーなんか大好きでした。

2歳になった今でも結構好きです。

こういうやつ。

 

どちらも、保育園やお友達のおうちで喜んで使っていましたが、購入するのはどうもためらわれて…

  • すぐに使わなくなるんだろうけど、そこそこ高いな
  • マンションの狭い室内に大きなおもちゃは置きたくないな
  • 室内用と屋外用の2つが必要なのか!?

子どもの欲求に応えつつ、なるべく価格を抑えた、コンパクトなものを求めた結果、「100均素材で自作する」という答えに行きつきました。

といってもあまり期待しないでください、こんなんです↓

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20分ぐらいで作れます

ちなみにこれは、私のオリジナルではありません。

近所のスーパーに、小さい子用の買い物カート(これも手作りと思われる)が置いてあり、それをパク参考にさせていただきました。

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パクりました

スーパーでは作り方まで聞いたわけではありませんので、そこは想像です。

安全性や操作性を考えると、部品も作り方も、もっと検討の余地があると思います。

ここに書く内容は、あくまでご参考までにということで…

 

手作りカートの材料

 

マッサージ器

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ハンドル部分になりそうなものならなんでも

カゴ2つ 大きさはお好みで。

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底面も格子状になっているものがよい

今回使用したカゴは、高さ114mm横203mm奥行283mmのものです。

カゴの大きさで、カートの大きさを調整できます。

 

キャスター4つ

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2コ入り100円で見つけました

結束バンド12本

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本数は作り方にもよる

合計600円+税ナリ。

 

手作りカートの組み立て方

 

1.下段のカゴにキャスターを付ける

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ひっくり返して結束する

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こんな感じ(結束バンドをカットする前の状態)


2.上段用のカゴと1を結束する

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4~5か所結束しました

3.マッサージ器を結束する

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穴があると結束しやすい

以上3ステップで完成!

簡単でしょ?

ポイントは、 安定させるために、下のカゴを横方向、上のカゴを縦方向に、互い違いに結束させたこと。

また、下のカゴに、文庫本などの重たいものを入れて重心を下げておかないと、すぐ倒してしまいますのでご注意。(おしり拭きなど入れても)

 

ちなみにですが、本当は、ヨコから見るとこういう形になっているほうが、安定します。 

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末広がり

まさにお手本にしたスーパーのカートがこの形です。

ただしこの場合、手順1のキャスター取り付けに工夫が必要です。

キャスター単体だと、伏せた状態のカゴに付けられないため、

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円形のワイヤーにキャスターが付いているもの

↑このようなものを使って、伏せた状態のカゴの縁に取り付ける方法(スーパーにあったお手本カートがこれ)か、あるいは

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カットしてサイズ調整できるネット

↑こういうのを、下段用カゴの伏せた面に結束して新たに底面を作り、そこにキャスターを付ける方法か。(他にもあるかもですが)

 

キャスター付き円形ワイヤーが近所の100円ショップに無かったため、うちでは一度、後者の方法で作ってみました。こういう感じになりました↓

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上から撮っているのでわかりづらいですが

確かに安定はしますが、これだと少し使っているうちに、結束した最下部のネットがガタついてきました。極力、材料はそのままの形で使用し、カットしたりつなげたりする加工はしないほうがいいように感じました。

子どもも慣れてくると、少々不安定でもうまく押すようになったので、あまり心配し過ぎなくても良さそうです。

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たのちーい!

 

騒音が気になるようならキャスターにひと工夫

 

うちでは、このカートを2つ作り、室内と屋外で使い分けていました。

すると使っているうちに、室内用に限りですが、キャスターの出す音が気になり始めました。下に響いているような気がして…

そこで、ネットで良さそうなキャスターを探して、室内用のほうのキャスターを付け替えました。

 

それがこちらのキャスターです↓

ひとつ150円程度ですので、極端な値段の違いはありません。

ですが、これにするだけで、騒音の程度は全然違います。

100均キャスターはたいていプラスチック素材でできているため、走らせると「カチャカチャ」「ガー」と鳴りますが、こちらのハンマーキャスターだと、ゴム(樹脂?)素材だからか、キャスターそのものはほぼ無音です。

 

少し音に対して配慮が必要な場合は、こちらのキャスターを選択するのもいいかもしれません。

(ちなみに、組み立て方1の写真は、ハンマーキャスターのほうです)

 

それぞれのアップ写真はこちら↓

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こちらノーマル(100均)キャスター

 

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こちらエエほうのキャスター


おまけ

おまけで、カート画像を追加します。

これはハンドル部分を変えたものです↓

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洗濯機のゴミ取りをハンドルに

これはハロウィンバージョンです。このとき、ちょうどそのシーズンだったので↓

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Trick or Treat!

材料となるカゴなどのカラーによって、印象はかなり変わります。

みなさんも、カゴや飾りを工夫して、カワイイ1台をぜひ作ってみてください。

ママ友ちゃんのうちでも、これを参考に作ってみてくれたらしく、少し大きめのカゴで作って、カート兼オモチャ入れにされているようでした。

 

ちなみに不要になれば、結束バンドを切って、カゴやマッサージ器として本来の用途で再利用できるので無駄がありませんよ。

1台、使わなくなり解体したのですが、カート下段部分にあたるキャスター付きのカゴが、狭い場所への収納に案外使えています(^^)v

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これはこれでアリ

簡単、安い、エコなベビーカートで、楽しく遊んでもらいましょう^^



 

【のんびり子連れ散歩】清荒神にお出かけしました

兵庫県宝塚市に、清荒神清澄寺というお寺があります。

初詣のシーズンは大変にぎわうスポットですが、それ以外の時期はさほど混雑しておらず、参道のお店や露天をのぞきながら、ゆったり散歩をするのにぴったりの場所です。

寺社仏閣という場所柄、大人向けのスポットのように思いますが、実は子連れにもおすすめできるポイントがたくさんあります。

 

おすすめポイント1 境内の池で人気者になれる

 

参道を歩いて境内に着くと、中に大きな池があります。

その池を囲っている柵の外から、鯉にエサをやれるようになっていて、「お麩」などのエサをひとまきすると、たちまち鯉と亀たちの人気者になれます。

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ほんとは柵に乗ってはいけません(チビだから許して…)

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チョーダイチョーダイチョーダイ

写真では地味目に見えていますが、実際はこの数倍の迫力です。

ジュッポジュッポと音をたてて、大口を開けた鯉が殺到する様は圧巻です。

そして手前では、亀くんたちが、これまた限界まで首を伸ばして、鯉のおこぼれを少しでももらおうと争奪戦。

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よじ登る亀くん

この写真は1匹の亀くんしか居ませんが、たいてい折り重なるように這い上がってきます。

夫が子どものときから、ここに来ては同じようにエサをやって楽しんでいたそうなので、ここは少なくとも40年以上、このように近隣の子どもたちの遊び場としても親しまれていたようです。

ちなみに「お麩」は参道にあるお店でも買えますが、鯉用のものではなく、というかむしろ手作りの高級なものが多く、市価と比べても少々お高いです(もったいない)。

鯉の人気者になるだけなら、業務スーパーの78円のお麩で十分ですので、あらかじめ買っていかれることをお勧めします。

 

おすすめポイント2 舗装された散歩道

 

境内への行きかえりの参道は、自然を感じながらゆっくりお散歩できます。

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ブレてますが

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猫ちゃん発見

木陰が多いため真夏でも比較的涼しく、(時間帯にもよりますが)基本的には車の通行は禁止されているので、安心して子どもをリリースできます。

また、境内までの道には階段は無く、見ての通りの石畳やアスファルトできれいに舗装されているため、ベビーカーで移動でき、小さい子ども連れでも安心です。

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ベビーカーも楽々の道

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お手洗いもありますよ(写真左)

うちの子は今のところ、往路は自分で歩いて楽しみ、復路は少々疲れるのか、ベビーカーに乗って景色を楽しんでいます。

 

その他おすすめポイント 子連れランチも問題なし

 

参道には、子連れランチでも楽しめそうなお店が複数あります。

実際にその1つに、以前寄らせていただきました。

そちらは入店して驚きましたがかなり広いお店で、うち以外にも小さい子どもさんを連れた複数のファミリーが食事をされており、さらに注文を聞きにきていただいた店員さんも、お子さんをおんぶされていました(驚)

親子丼やうどんなど、子どもが食べやすいメニューで、もちろん大人も十分満足できる食事でした。

とっても気に入ったお店なのですが、店名をメモし忘れましたので、次回訪問後に更新します。

 

とにかくすいてるからいいんですよ

 

おすすめポイントをいくつか書きましたが、実は個人的に一番気に入っているポイントは、「すいている」ところです。

生き物と触れ合えて、自然の中でお散歩できるところは、他にもたくさんありますが、人気スポットはどこも、とにかく混んでる。。

歳のせいか、混雑する場所が本当に苦手で、これから行くと考えただけで疲れてしまいます。

子どもの楽しみを一番に考えるべきで、親としてはよろしくないのは承知していますが…車も人も多いところにはなるべく行きたくない!!

そんな私に、のびのびと子連れ散歩をさせてくれる、数少ない場所の一つが、この清荒神です。

(年末年始除く)

 

 

真言三宝宗 清荒神 清澄寺

〒665-0837
兵庫県宝塚市米谷字清シ1番地 清荒神清澄寺
TEL:0797-86-6641 / FAX:0797-86-6660

電車、車のほか、定期路線バスでのお参りも可能(バスは日曜祝日のみ)

 

停電コワイ断水コワイ

これまでの人生、幸いにして、大きな災害に見舞われることなく過ごしていますが、それでも短時間であればライフラインが絶たれて困った経験はあります。

 

一度目はマンションの設備老朽化による断水、二度目は先日直撃した台風の被害による停電&断水です。

(正確にはもっと子供の頃に、水不足による計画的な断水などあった気がしますが、昔過ぎて記憶があいまい)

 

生まれてから40年ほど、四国と近畿に住んでいて、昨年まではほとんど何も無かったのに、ここ2年ほどで2回も経験するという…

このペースだと近いうちに、もっと深刻な被害に遭う可能性が十分にあると、それまでののんびりした自分を反省し、今は少しずつ防災準備をし始めましたので、そのことを書きます。

 

経験談1 マンションの設備故障による断水

 

昨年、ある週末の昼下がりに、突然水が出なくなりました。

地震も台風も何もなく、ごく平和な土曜日。

いつものようにトイレにいったら、水が流れない。

急いで洗面所や台所も確認しましたがダメ。

お隣さんに聞いたところ、同じ状況ということで、ごく限定された地域のみの断水か??と思いましたが、マンションの隣りの戸建て住宅では、普通に水を使っている様子。

なんだかわからず、マンション管理会社の緊急連絡先に電話するも、現在調査中とのこと・・・

 

結局夕方頃に、管理会社から現地(うちのマンション)に派遣された方から、「設備の不具合により断水している。修理に必要な部品を取り扱うメーカーが休日のため、最短でも明日以降に部品の取り寄せが可能かどうかが判明してからしか、復旧めどが立てられない。」とのこと。

 

えーーーーー!?

 

うちのマンションは、当時で築15年ぐらい。それなりに劣化はありますが、特別老朽マンションということはないと思います。むしろまだ新しい方かと。

また、大規模マンションとはいいませんが、70戸が入居するそこそこの規模の分譲マンションであり、そんなところで、何より大切な給水機能に関わる部品が、何の前触れもなくあっさり壊れて、数日水が止まりますって。

 

そんなん普通あります??

 

当時1歳の子どもが居て、まだミルクも飲んでいましたし…お風呂に水をためているわけでもなく、トイレも使えない。

ウォーターサーバーはありましたが、さほど潤沢に水パックの備蓄があるわけでもない。

一瞬途方に暮れました。

 

結局、子どものことも考えると、復旧めどが立たない状態で、自宅で過ごすのは難しいと判断し、自転車で10分程度の距離にあるホテルを数日分予約し、すぐにそちらに移りました。

 

離乳食を食べている1歳児を連れた移動ですので、荷物は多いし、ホテルには無い必需品もたくさんあり、さらに子どもが発熱までしていて、本当に大変でした。

 

翌日朝に帰宅すると、すでに水が出ており、実は昨夜のうちに復旧していたとのこと。

まぁ復旧それ自体は大変ありがたいですが、ホテルに泊まったり、ホテル近くの大型スーパーでポリタンクや水や、モロモロを買いそろえたりしたものは、すぐに要らなくなりました。

結果論ですが、早々に数日間の断水対策をしたことは、このときは少々先走りだったということになりました。

 

ちなみにこの断水による被害の調査や補償は全く無く、断水原因についても、業者さんが管理会社に提出をした調査結果のコピーが、後日ポストに一枚入っていただけでした。

そんなものなんでしょうか…

ホテル代を補償しろとまでは言いませんが(ほんまは言いたい)、謝罪のコメントと、もう少し丁寧な、原因と再発防止策の説明などあってもいいように思いました。

 

経験談2 台風被害による停電と断水

 

今年(2018年現在)の近畿地方は、6月に大阪北部地震があり、9月に台風による大規模被害がありました。

我が家は、地震の被害としては、熱帯魚水槽の水がこぼれたぐらいですみましたが、9月の台風時には10時間前後の停電と断水に見舞われました。

 

それまで意識していなかったのですが、停電すると、マンションの場合断水も同時に起こることもよくあるようですね。うちがそうでした。(配水の方法によるようです)

前年の断水時も困りましたが、断水と停電が組み合わさると、特に日没後は、備え無しでとても乗り切れるものではありませんでした(暑い時期だったことも悪かった、逆に寒い時期もキツイと思います)。

 

日が暮れるまでは、「そのうち電気もつくんじゃないかな」などと余裕をかましていたのですが、暗くなってくると、一気に不安に襲われました。

 

千と千尋の神隠しというジブリ映画をご存知でしょうか?

 

大好きな映画なのですが、その序盤のワンシーンに、日没を迎えて急速に暗くなり、それまでの世界がみるみる別世界になっていく場面があるんです。
私がとても好きなシーンの1つなんですが、今回、停電の中で日没を迎えたときに、急にこのシーンを思い出しました。


映画の中では、日没になり、いっせいに提灯に灯りがともり、日中の明るい中では見えなかった影が無数にうごめき、独特のざわざわした感じになって、場面が急速に変わります。

得体のしれないものが闇と一緒に活気づいてきて、主人公の恐怖を煽ります。


現実には、ただただ部屋の中が暗くなっていくだけですが、あっという間に色が無くなり、何も見えなくなり、子どもにおにぎりを食べさせていたテーブルでも、手元がおぼつかなくなり、さっきまでの明るかったときには感じなかった強い不安が急に膨らんで…私もこの闇の勢いに、大いに恐怖を煽られました。

 

真っ暗な夜は、想像していたよりずっと、どうにもならない世界でした。

 

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昼間の明るかったとき。暑いので半裸。外出できず娘のうっぷんが溜まり家の中はカオスに。でもこの時はまだ良かった…

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30分程度の間にみるみる暗くなり、足元灯が頼みの綱に…

後から考えれば、私が呑気過ぎました。このとき妙に余裕があったのは、頭の隅に、前年の断水時のことがあったからだと思います。

大げさにしなくても案外大丈夫なもんだと、そんな風に思うようになっていたんです。

もしかしたら断水だけなら、確かにそうだったかもしれません。ですが、停電も伴うと、かなり甘かったと、暗くなってしまってから急に後悔しました。

 

結局、光量の乏しい懐中電灯と、人感センサー付きの足元用の灯りはあったので、それで何とか最低限の光量を確保し、親戚へSOSを出して、マンションまで迎えに来てもらって、その日は(被害の無かった)親戚宅に泊めてもらいました。

避難するための準備も、暗くて見えないので、はかどらない。

あせるばかりで、なかなか進まないし、蒸し暑いし、子どもは不安がってひっついてくるしで、てんやわんやでした。

 

翌日に避難先から帰宅すると、ありがたいことに電気・水道とも復旧していました。

お隣さんに聞くと、停電当日の19時半頃には復旧していたそうで、結果的にはこのときも、親戚宅に逃げた30分後ぐらいには復旧していたことになります。

(復旧に全力を注いでくれた電力会社の方々には心から感謝です。ライフラインを守るお仕事、なんて過酷で、尊いお仕事でしょう(TДT))

 

このときも、暗い中しばらく我慢していれば、通常の生活が戻ってきたわけですが、それは結果がわかっているから言えること。

さすがに停電への備え無しには、1時間に満たない時間でも、小さい子どもと夜を迎えることはできなかったなというのが実感です。

 

これだけは備えましょう

 

これらの経験から、最低限、下記のものは自宅に備えるようにしました。

 

メイン光源 乾電池式ランタン

とにかく、光が無いとどうにもなりません。
安全に逃げるためにも、光は必要。

1つでいいので、生活スペースを照らせるメインの光源を備えましょう。

キャンプ用に開発されているもので、いいものが色々とあります。

私は、これを買いました。

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超高輝度LEDランタン

こちらのランタンは、最大1000ルーメンで照らすことができ、1000ルーメンの場合で12時間、その次に明るい700ルーメンでも18時間点灯するそうです。省エネモードといえる、電球色300ルーメンだと25時間持つそうで、個人的には300ルーメンで十分だと思いました。電球色なので優しい灯りですし。(写真2枚目が300ルーメン)

 

以下は、700ルーメン(昼白色)と300ルーメン(電球色)の2パターンを試した写真です。夜間に照明を全て消して、6畳程度のダイニングを中心に撮りました。

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直視するには眩しい。

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300ルーメンの省エネモードでもこの明るさ。

写真はダイニング部分だけが写っていますが、ダイニングと続いているリビングもキッチンもちゃんと照らされていて、雰囲気のあるバーぐらいの明るさはあります。

もちろん天井の照明に比べれば、影になる部分などは暗いですが、それでもこの程度照らせれば、危険を感じることなく過ごせます。

ちなみに、こちらは単一乾電池3本使用です。

 

ランタンには様々なタイプがありますが、私の場合は、「乾電池が使えること」「一部屋を照らせるパワーがあること」「最低でも一晩12時間程度はバッテリーが持つこと」を必須条件として選びました。

私が探した時点で、これらの条件を満たし、かつ安価でレビュー内容も良かったのがこちらでしたが、他にも、照明機能のほかに、携帯電話などへの給電機能が付加されているタイプや、太陽光により蓄電できるタイプなど、色々とあります。

ご自身のニーズに合わせて比較検討してみてください。

 

サブ光源 懐中電灯、足元灯など

メイン光源が1つはあることが前提です。これらのサブキャラだけでは、いざ停電になったら、光量も耐久時間も足りませんのでご注意。

メインをリビングなど主要な部屋に置き、サブ光源はトイレやキッチンなど、動線上に置いて必要なときに使います。

ちなみに我が家には、ロードバイク用のライトが複数個あり、それらも非常時には役立つことがわかりました。

ただ、マイクロUSB端子による充電が必要なライトがほとんどなので、充電が切れていると無用の長物と化します。

よって今は、ライトを使っていないときでも、時々給電しておくようになりました。

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みんな頼りにしてるよ!

 

 ・風呂の残り湯とミネラルウォーター

風呂の残り湯を溜めていると、水垢が付きやすいんですよね。それが嫌で、以前はお洗濯などに使わない場合はすぐにお湯を抜いていました。

 

しかし、一度目の断水を経験した後は、残り湯は残しておくようになり、二度目の断水時はそれにより、お手洗いに使用できて大変役に立ちました。

少々風呂釜がぬるぬるになろうが、こまめに掃除することを前提に、ぜひ残り湯は置いておきましょう。

 

また、残り湯は、口に入れることはできないため、飲料水は別に確保が必要です。以前、子どものミルク作り用にウォーターサーバーを設置していたのですが、それがあれば非常時も水を確保できると思いきや、使っていたウォーターサーバーは、水を注ぐのも電気の力でするものでしたので(たいていそうだと思います)、停電時には使えません。

水のパックだけを取り出して、無理に使えなくはないですが、非常に使い勝手が悪いため、子どもの卒乳後は、サーバーは撤去しました。

その代わり、2リットルのミネラルウォーターを常時2箱分程度買っておき、普段から料理などに使いながら、いざというときに備えています。

 

カップ麺とレトルトご飯

停電・断水しても、ガスだけは使えることが多いです。また、カセットコンロを常備していれば、それにより、火は確保できます。

 

ただ…普段は意識しなかったのですが、火だけ使えても、案外ご飯の準備ってできないのです。

断水しているため、通常のように鍋・フライパンや食器は使えない(一度使ったらなかなか洗えない)。

極力洗い物を出さず、温かい食べ物を確保したい。

そういう場合、最も手っ取り早いのはカップ麺です。

袋麺だと調理が必要ですので、お湯を入れるだけでOKのカップ麺の手軽さは重要です。

また、麺類ばかりでなく、ご飯も欲しいですよね。子供がいると特に、ご飯にふりかけや、レトルトカレーをかけて食べさせたくなります。

 

ですが、米がいくらあっても、炊飯器が使えなければご飯が炊けない。

また冷凍ご飯が備蓄してあっても、レンジが使えないと食べられる状態にできない。

そんなときはコレです。

 

メーカーはどこのものでもいいです。この類のレトルトご飯はたいていすべて、レンジのほかに湯せんで戻すことができます。

停電を経験するまでは、恥ずかしながら、湯せんの方法があることすら意識していませんでした。

みなさんもおそらく通常は、電子レンジであっためますよね?

ですが、いつでもどこでも電気が使えるわけではないのです。

ちゃんと選択肢を準備している開発者の方、本当に素晴らしい!

 

乾電池の備蓄

ランタン用の電池、携帯ラジオ用の電池など、各種サイズの電池を常に余分に買うようになりました。電源不足恐怖症といってもいいかも。
それぐらい、リアル千と千尋の世界は怖かったのです。

 

 

上記のツールに加え、常に家庭にあるもの(食べ物だと、ふりかけとか味付け海苔とか、缶詰のおかずとか。涼を得るならウチワとか、暖を取るなら毛布とか。)を加えれば、2、3日は自宅でしのげるのではないでしょうか。

 

改めて考えると、この地震大国日本で、ここに書いた程度の備えも無しに生活してきたことのほうが、どうかしていたと今は思います。

自分の無防備さに気づくことができて、台風などの経験も無駄ではなかった。

 

うちでは、ここに書いたもの以外にも、今も少しずつ、防災グッズを揃えていってます。

それらが活躍する日が来ないことを祈りながら。

【BROMPTONあれこれ】メンテナンス、街乗り自転車としての評価など

私は、自転車通勤用にBROMPTON(P6L)を購入し、腰を痛めてしまって4か月後に手放すまで、通勤用・街乗り用として乗っていました。

 

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 その時に感じたことについて、続きを書きたいと思います。

 

BROMPTONは男女両方OK

まぁBROMPTONじゃなくても、男女とも乗れるんですが。

ただ、ママチャリじゃない限り、女性向けに作られた自転車を男性が乗っていると
ちょっと無理やり感が出ないですか?サイズ的にデザイン的に。(逆もまたしかり)

ですがBROMPTONの場合、うちは夫婦で兼用していましたが、どっちが乗っても特に違和感なく乗れました。

 

サイズ的には、初めてBROMPTONに乗ったときだけ、私には少しハンドルとサドルの距離が長い(ハンドルが遠い)ような感覚がありました。

これは実際に、女性向けのロードなどと比べると長かったのかもしれません。これにより、少し腰に負担を感じました。

ですが、2.3回乗れば慣れました。

 

デザイン的には、私でも夫でも何の違和感もなく馴染んでいました(主観ですが)。

夫の身長が180センチを超えていて、私と20センチ以上の差があるんですが、大きい人にはそれなりに、小さい人でもそれはそれで、自然に馴染むんです。

ミニベロってもともと、そういうものなのかもしれません。たぶんサドルさえ調整すれば、小学校高学年以降ぐらいのお子さんでも十分乗れるのではと思います。

あまり、家族でBROMPTONに乗るケースはないかもしれませんが、うちでは将来的に、子どもと共用してもいいなぁと考えて買いました。(もう手放しちゃったので夢で終わりましたが…)

 

カラーも、男女両方に合うものが多いです。あまりに明るくポップなピンク色とかだと、オッサンはちょっとアレですが…うちの自転車はテンペストブルーという色で、深みのあるネイビーのような色味でした。

私の趣味で選びましたが、夫にもよく似合っていました、むしろ夫のほうが…(くやしい)

 

男女兼用で乗る場合、身長差があると一番に気になるのがサドルの高さですが、私がやや高めに設定し、夫は低めに感じるのを我慢すれば、特に調整しなくても大丈夫でした。

そして、仮に調整する場合でも、サドル調整は簡単です。ママチャリよりもずっと。

レバーを起こして、好きな位置にサドルを調整し、またレバーを戻すだけ。

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これは、普段BROMPTONを折りたたむときに毎回行う動作であり、その動きはこの自転車の肝になるところなので、とてもスムーズにできます。

ママチャリだと、サドル調整用のレバーをクルクル回して緩め、サドルを動かし、またクルクルと締める必要がありますし、本格的なスポーツバイクになると、基本的にアーレンキーが無いと調整できません。

それらに比べると、信号待ちの短い間でも、余裕で微調整可能です。

 

ちなみに、体格差のある人同士で兼用する場合に1点注意ですが、「サドルハイトインサートフィッティング」の使用には注意が必要です。

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こういうやつ

これは何かというと、「サドル位置を簡単に決められる」ツールで、比較的新しい年式のBROMPTONには、購入時に無料で付いてきます。

BROMPTONは、折りたたむときに、サドル(正確にはシートピラー)をフレーム内に押し込むのですが、展開するとき、毎回ぴったりと自分の好きなサドル位置にするのは、勘だけでは難しいです。だいたいこのぐらいというあたりまで引き上げておいて、あとは乗ってみて、ベストな位置に微調整する必要があります。

しかし、サドルハイトインサートフィッティングを使うと、自分の好みのサドル高になるようカットし、シートチューブに入れておくだけで、面倒な位置決めをしなくても、こいつが好みの位置にセットしてくれます。(シートピラーが、所定の位置より上に上がらないようにする作り)

逆に言うと、所定の位置以上は上げられなくなるので、サドル位置を、乗る人によってたびたび触りたい場合は、使用に向かないといえます。

うちでは、サドル位置の低い人(=私)がメインで乗っていたため、それ以上上がらないと不便なので、サドルハイトインサートフィッティングは使っていませんでした。


BROMPTONは街の自転車屋さんに嫌われる

 

嫌われるというと大げさかもしれませんが、持ち込むと、実際あまり良い顔はされませんでした。

別に自転車屋さんが意地悪なわけではなく、その独特の造りから、専門ショップじゃないとメンテできない(正確にはメンテした場合の悪影響について補償できない)ようです。

パンク修理1つでも、後輪の取り外しが難儀なようで、自宅でされている方もいますが、結構苦戦されている様子。

 

私の場合、一度後輪が急に重たくなって動かなくなることがあり、近くのチェーン展開している自転車屋さんに修理をお願いしました。

結果的にはちゃんと直してもらえましたが、修理前に念を押すように、「ここまでは当店で対応可能ですが、それで直らなかった場合は専門店に行っていただかないと、うちではわかりかねます」とおっしゃっていました。

 

我が家の場合、夫婦で自転車好きな割には、お恥ずかしながら夫婦とも、修理メンテは基本的に、プロにお任せタイプです。

そんな私たちは、自宅から徒歩3分の場所にある自転車屋さんに、普段からお世話になりっぱなしなんですが、BROMPTONだと頼みの自転車屋さんも頼れないこともありました。

 

気軽に行ける距離に、BROMPTONを見てくれるところがあるかどうかは、購入前に検討が必要かもしれません。

 

BROMPTONは高値で売れる

 

高値で売れると言っても、当たり前ですが購入した価格より上回るわけではありません。

ですが、他のスポーツバイクやママチャリと違って、値崩れしにくいのは間違いないと思います。

 

私は今まで、主にメルカリで、ロードとクロスを数台売りましたが、2年も乗れば購入価格の1/3~1/4ぐらいに叩かれました。

しかしBROMPTONは、あまり乗っていないとはいえ、購入価格の8割ほどで売れました。他の出品など見ても、結構強気の値段設定にしても売れる印象。

カバンなど付属品も含め、出品すれば、ほどなく売れています。

 

あと、小さくたためることから、配送料がある程度抑えられ、配送準備の手間もかかりません。これは、自転車を個人で売却する場合は大きな利点でした。

普通の自転車だと、荷造りのために、自転車屋さんで自転車用の特大ダンボールを調達し、その上で工具類を使って分解できるところはして、さらに丁寧に全体を梱包して…と、荷造りにも大変手間がかかります。仕事と育児をしながらはとても無理。

よって、BROMPTON以外は、近くに取りに来ていただける方限定で販売しました。

この販売方法だと、譲渡先がかなり限られてしまうのと、実際に会って受け渡ししないといけないので、色々面倒も増えるんですよね…

 

ですが、BROMPTONは、ヤマト運輸さんに集荷をお願いし、あとはいつものように10数秒で自転車をたたんで、待つだけ。送料も4000円ぐらいでした。(メルカリ独自のらくらく大型メルカリ便(2018年当時)を利用の場合)。

全国どこの方にも気軽にお譲りできて、選択肢が広がる分、希望通りの条件で売れる可能性が格段に上がります。

 

BROMPTONは、普段の街乗り自転車としてはどうなのか 

 

BROMPTONは、輪行を組み合わせた通勤用としてはぴったりでした。
また、さほど長距離ではないですが、そこそこのライドに耐える走行性もありました。では、普通の街乗り自転車、おしゃれなママチャリの位置付けとしてはどうでしょうか。

私の感覚では、100点満点で、60点ぐらいかと思います。
及第点ギリギリの意味合いですが、何が減点要素かというと、「盗難が怖すぎる」ことです。これで35点の減点。
(残り5点は、別記事にも書きました、前かごの使い勝手です。)

盗難が怖すぎる・・・これはBROMPTONに限らず、ロードなど比較的高価な自転車には、常についてまわるリスクです。


ただ、高めのロードで近所のショッピングモールに行って、そこの駐輪場に停めたまま1~2時間ショッピングを楽しむ人は、あまり居ないと思います。 
対して、車体がコンパクトで乗り心地も半分はママチャリ寄りで、荷物も積めて男女問わず気軽に乗れる、そんなBROMPTONは街乗りにぴったりです。できれば買い物やカフェランチの間、気兼ねなく駐輪して、どんどん街に連れ出したい。


しかし、とにかく盗難被害も多いのがこの自転車です。少しの間停めていただけでも、もちろん鍵をしていても、 一瞬で無くなった話が後を絶ちません。


私がショップでこの自転車を買った際、店に来ていた他のオーナーさんのお話ですが、繁華街にBROMPTON数台で友達と出かけ、 少し目を離した隙に、数台が全て盗まれたとおっしゃっていました。用心のため、数台を1つに連結して停めていたにも関わらず、です。


そうならないためには、出先で、建物の中に連れて入るというのが効果的ですが、出先がどこでもそうできるわけではないですし、いくら楽にたためるとはいえ、寄る先々で連れて入るのは大変手間です。

私は幸い、盗難には遭いませんでしたが、そのために少々使い勝手の悪い、このタイプの重たい鍵で地球ロックし、

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ブレードロック

さらにワイヤーロックもかけて二重鍵とした上で、極力自転車を離れるのは短時間にするなど、街乗りの用途にはあきらかに向かない取扱いを心掛けていました。
それでも、1時間程度目を離していると、自転車がまだあるかどうかドキドキするという…


こういうことが毎回続くと、地味に面倒で、普通の(安価な)自転車でお出かけしたほうが楽だなぁと思わざるを得ませんでした。


街乗りでもロングライドでも、色んな使い方に対応する自転車ですが、自転車を身体から離さないほうがいいというロードの管理方法と変わらないことは、認識しておいたほうがいいと思います。

 

それでもまたBROMPTONに乗りたい

 

これまで3回に分けて、BROMPTONについて色々と勝手なことを書きました。

マイナスポイントも書きましたし、 そもそも腰痛で乗れなくなったので、自分のBROMPTONは売却しちゃってます。

それでも、また近い将来、必ずBROMPTONを買い直したいと思っています。

輪行の仕方を工夫すれば、腰痛と付き合いながらでも乗れるはず!

 

夫婦でそれぞれお気に入りのBROMPTONに乗り、気軽に輪行して旅行に出かけて、旅行先でポタリングを楽しむのが夢です。

 

今は小さい子供のことを最優先しないといけないとか、自宅駐輪スペースの問題などもあり、 いったんは手放しましたが、いつかもう一度買いたいと。

そう思うほど、BROMPTONは魅力的な自転車でした。

 

 

 

【BROMPTONあれこれ】バッグ、ハンドル

私は、自転車通勤用にBROMPTON(P6L)を購入し、腰を痛めてしまって4か月後に手放すまで、通勤用・街乗り用として乗っていました。

 

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その時に感じたことについて、いくつか書きたいと思います。

 

BROMPTONは荷物を乗せやすいかどうか

 

結論から言いますと、乗せやすい自転車だと思います。ただ、あくまで、「折りたたみ自転車としては」ということです。

以下に詳しく書きます。

 

私は、BROMPTONを平日に通勤で使い、週末には近所の買い物用に使っていました。

どちらの場合でも、スポーツバイクでサイクリングするのとは違い、前カゴなど荷物を入れられるスペースがあることは重要です。

 

BROMPTONは、折りたたみ機能やデザインを犠牲にすることなく、荷物を乗せられるよう工夫されていました。フレームについているパーツに、専用のバッグを取り付ける方式にしたことで、折りたたむ際にはワンタッチでバッグを外せるため、邪魔になりません。

目的地に着いて自転車を降りるとき、バッグを外して、そのままカバンとして使用することができます。

うちはこういうのを使っていました。

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BASKET BAG

平日は、このバッグがそのまま私の通勤カバンとなりました。

 

数種類あるバッグの中で、私がこのバスケットバッグを選んだ理由は、昔ながらの自転車用前カゴにイメージが似ていて、使いやすいかなと思ったからです。

こちらの、公式サイトにある画像のほうが、伝わりやすいかもしれません。

(BROMPTON JUNCTION オフィシャルサイトより画像をお借りしました)

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横から見た写真

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上から見た写真

しかし実際には、私が買ったバスケットタイプより、むしろしっかりカバンになっているこういうもののほうが、より使いやすいように思いました。↓↓

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S-BAG

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S-BAG(別バージョン)


例えばこのS-BAGだと、レインカバーが付属して、急な雨にも対応できます。 

またデザイン的に、バスケットバッグよりもさら普通のカバンに近いため、自転車を離れた後に手提げカバンとして使うときに、より使いやすいような気がします。(ポケットがたくさんあるとか、仕切りがあるとかそういう面で)

 

私の場合は、色んなカバンを試してみる前に売却してしまったため、あまり詳しい解説はできませんが、 再BROMPTONに乗ることがあれば、カバンは後者のタイプのものを買うと思います。

 

このように、他の折りたたみ自転車やスポーツバイクと比較すると、BROMPTONは荷物を乗せるシーンにもよく対応しています。

 

一方で、ママチャリと比較すると、BROMPTONのバッグがやや面倒に感じることもありました。

 

バッグがワンタッチで外せるということは、付けたままコンビニなどに入ると、大変不用心です。よって、少し自転車を離れる場合でも、必ずバッグごと外して持っていかないといけません。

いわゆる前カゴのように、ポンと荷物を放り込んで、少しの間ならそのまま置いておくというような使い方はできません。バッグに何も入っていなくても、常に取り外して持ち歩く必要があります。

 

取り外した後のバッグは、日常生活に馴染むようなデザインにはなっていますが、自転車に取り付けて使う性質上、背面を中心に、かなりしっかりしたワイヤーが入っています。

肩からバッグを提げていると、このワイヤーが身体にあたり、少々痛いと感じることがあり、またワイヤー分、重さもそれなりにありました。

さらに、自転車との連結はこういうパーツで行うのですが、この部分も、手持ちすると結構存在感があります。ニットなど着ていると、引っ掛かることがありました。↓

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バッグ底のほうに連結用パーツがあります

このように、当たり前ですが、どうしても普通のカバンとは使用感が違います。

 

あと容量についても、これはバッグの種類にもよりますが、私が使っていたバスケットバッグだと、それほどたくさんの荷物は入れられません。(例えばサイフ・スマホ・手帳など入れた上に、夕飯の買い物も乗せるというのは難しい)

ママチャリの前カゴって、想定される積載量を少々超えて無理することもできますよね。ワイヤーなどでくくれば結構カゴから飛び出しても乗せられる。

BROMPTONのバッグは、そういう柔軟さはありません。

 

これらの理由で、悪い評価を下すのは酷というもの、他の機能とのバランスを考えれば十分頑張っていると思います。

しかし、ママチャリと比べてしまうとどうしても・・・

 

最終的には、BROMPTONで何がしたいのかで良し悪しを判断するのが正しいと思います。

自転車を折りたたむ予定は無いし、特に長距離を走るわけでもなく、街中の買い物に行く程度であれば、間違いなくママチャリの積載能力の圧勝です。

 

BROMPTONのハンドル形状 Pハンドルを選んだ理由とその評価

 

BROMPTONのハンドルは、大きく3種類あります。

(BROMPTON オフィシャルショップブログより画像をお借りしました)

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代表的なMハンドル シティーライフを楽しむ方に

 

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Sハンドル スポーティな乗り心地を求める方に

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Pハンドル ツーリングで長い距離を乗りたい方に

私はこの中の、Pハンドルを選択しました。

公式のコンセプト通り、ロングライドでの使用にも向いていると思ったからです。
(通勤と街乗り以外にも、100キロぐらいまでのライドも視野に入れていた)

 

このPハンドルについて、夫の評価はイマイチ、私は満足でした。

 

夫がイマイチという理由は、「思ったよりも、Pハンドルの特性を生かす機会がない」ように感じたから。

 

Pハンドルは、ロードバイクのドロップハンドルを、2次元で実現したようなものです。よって、こんな感じで、色々持ち持ち替えて走ることを想定していました。

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いつもはこう

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下ハンでアグレッシブに

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気分を変えて横もアリ

しかし実際は、ブレーキ操作のできない下ハンを使うことは無かったですし、その他の部分に持ち変えることも一度もありませんでした。

もっと長距離を走れば違ってくるのかもしれませんが、せいぜい60キロ前後ぐらいまでなら、通常の握り方しかしませんでした。

これは必ずしもPハンドルの造りが悪いのではなく(下ハンでブレーキ操作ができないのはアレですが)、坂道や長距離を走ることが想定より少なかったという、当初想定していた利用シーンとのギャップのせいなのですが、私の場合は、Pハンドルの特徴を生かした使い方をしなかったのは事実です。

にもかかわらず、数種のハンドルのなかで、Pハンドルが最も重量があるのです。

一番軽いSタイプで129g、Pタイプで440gです。

輪行のために少しでも重量を抑えたいところに、300gの差は小さくない。

よって、軽量化を優先するなら、次はPハンドルじゃなくていいよね、という結論になりました。

(もちろん、ほんとにガッツリ長距離&坂道で使う!と決めているなら別です)

 

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マァ…ソウダケドサ…

…その通りなんですが…ただ、私は、別に街乗りメインでも、Pハンドルで満足していましたよ。

単純な理由でお恥ずかしいですが、かっこいいと思ったから。

このハンドルは珍しいので、かなり目を引きます。 信号待ちをしていて、「あの自転車カッコイー」と言ってもらえたことが何度かありましたが、やはり気分がいいものでした。

もちろん、ハンドルだけがかっこいいわけではなく、全体としていいのですが、これが他のタイプのハンドルだと、ここまでインパクトはないのではと思います。特に自転車に興味ない方でも、Pハンドルだけは目を引くようでした。

 

まぁ一番の利点がカッコイイことで、その結果少し重たくなるというのはどうかなとも思いますが、やはり私が選ぶなら、次に買うときも、同じPハンドルにするかもしれません。 

多少合理性に欠ける理由でも、自分が気に入ったなら、見た目重視も大いに結構ではと思います。

自己満足大事。


注)私のおすすめ、Pハンドルは、その後廃盤になったようです(泣)てことは、やはり人気なかったのか…

 

他にもメンテナンスなどについて、記事にしておりますので、よろしければご覧ください。

 

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通勤にBROMPTONを使ってみた感想

先にお断りしておきます。

私は、自転車通勤をしようと色々な自転車を検討し、最終的にBROMPTONを購入しましたが、購入から4か月で売却しました。

これからBROMPTONをお勧めする記事を書こうとしている本人が、すでに手放しているというのは誠に説得力に欠けますが、手放したのは、持病の腰痛が悪化して自転車通勤が不可能になったからであり、BROMPTON自体には問題ありません。

(腰痛の原因はBROMPTONにあったことは間違いないので、問題無しと言うのは乱暴ですが、おそらくこれは特殊な例のはず)

 

BROMPTONは、決して安くない金額の自転車ですが(本体だけで税込20万円超)、乗ってみて、それだけの価値はあると思いました。
BROMPTONオーナーとして、覚えているうちに、感じたことを記事にします。

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こちらが愛車のBROMPTON P6L

 

自転車通勤になぜBROMPTONを選んだか

日頃の運動不足をなんとかしようと、自転車通勤を始める決意をしたのが、2018年の2月でした。 (以前にも自転車通勤をしていたことがありましたが、引っ越しと妊娠出産で中断)

 

うちは、夫婦で自転車を趣味にしています。当時クロスバイクロードバイクも数台ありましたので、別にBROMPTONを買わなくても良さそうなものですが、わざわざBROMPTONを買ったのは、「折りたたみ性能」に期待したからでした。

そして、当然といえば当然ですが、BROMPTONの折りたたみやすさは一級品、狙い通り大変使える自転車でした。

 

ちなみになぜ折りたたみ機能が必要かというと、自転車通勤とはいえ、帰りは電車で帰る必要があったからです。

 

私は会社帰りに、娘を保育園に迎えにいかなければなりません(朝の送りは夫の役目)。

その際、子ども乗せ自転車でお迎えにいく必要があります。(歩くと40分以上かかるため)

これが、気軽に自転車通勤を再開できない理由でした。

なんとか、子どものお迎えと自転車通勤を両立できないかと考えた末、「帰路は輪行し、自宅最寄駅の駐輪場で、通勤用の自転車から子ども乗せ自転車に乗り換える」方法を考えました。

(駐輪場に停めておいた通勤用自転車は、夫が帰宅時に乗って帰る運用)

 

この方法を、限られた時間内で実現するには、

  • 片道1時間程度の通勤に耐える、ある程度の走行性

  • 復路はスムーズに輪行できること(輪行のためにバラす手間を最小限にできることと、無理なく輪行できる重量及び大きさであること)

  • 自宅最寄駅駐輪場での自転車展開がスムーズにできること(限られた駐輪場スペースで、少ない時間で組み立て可能なこと)

…まるでBROMPTONを買うことが前提にあって、こじつけに作ったような条件(笑)

こんなワガママに応えられる自転車が、BROMPTON以外にあるでしょうか??

これはもう買うしかないでしょう!←バカ

(所持していたロードやクロスでも、輪行は可能ですが、バラしたり組み立てたりに時間がかかり、スペースも必要で、かつ輪行状態にしたときの大きさも大きくなります。毎日のことなので、現実的ではないと判断。)

 

余談ですが。

自分で書いていて思いましたが、そうまでしてお金と手間をかけて、一時間の自転車通勤がしたいか?と思いますよね…

ええ、そうまでしても、一時間運動したかったのです!

2歳(当時)の子育てママは、そうでもしないと運動の機会などないのです…

 

BROMPTONで通勤してみた感想 良かったところ

 

実際に通勤に使用してみた感想は、一言で言うと「大満足」でした。

 

すでに書いた通り、私の通勤プランでは、輪行のしやすさが最大のポイントになります。

BROMPTONは、折りたたむ時も戻すときも、さほど広いスペースがなくても可能ですし、慣れてくると20秒ぐらいで操作できます。この手軽さは本当に画期的でした。

 

また、折りたたんで輪行バッグに入れた状態での大きさも、通勤電車に乗せるのに、迷惑になるほど大きくありません。(満員電車ではちょっと厳しいです。2018年当時、時短勤務をしていたので、帰りはさほど混んでいないのが幸いしました。)

おそらく、「輪行」を知らない方が見れば、自転車だとは思わないと思います。

 

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こんなに小さくたためるんだもの(電車に乗せる際には袋に入れます)

加えて、16インチのタイヤサイズからは想像できないほど、スイスイとよく進み、走行性も十分でした。もちろん、自宅にあるスポーツバイクと比較してしまうと落差を感じますが、15キロに満たない通勤ルートを走るには十分でした。

 

BROMPTONで通勤してみた感想 イマイチだったところ

 

全体的には満足しましたし、イマイチといっても想定の域を大幅に超えるものではなかったのですが、一応マイナスポイントも書きます。

 

まず、持ち運ぶには、やはり重いです。

 

本体は11キロぐらいですが、通勤中なので手荷物も他にありますし、輪行袋に入れますので袋の重さも加わります。

それら全てを持って、移動するには、女の力だとギリギリ…アウトの重量だったかもしれません。

 

これは、買う前から覚悟していたことでしたし、持ち運び距離もさほどないため、セーフだと懸命に思い込んで使っていましたが、正直そのために腰を痛めて、結局BROMPTONを手放すことになった可能性は否めません。

 

重さ対策がないか、ネットで調べていると、リアキャリアがついているモデルの場合、キャリアについた車輪を使ってコロコロと転がして運ぶ方法がありました。

これは良さそうだと、お店(Brompton Junction Kobe)で相談してみましたが、実際はその方法はあまり現実的でないとのこと。

 

というのも、日本では電車内に自転車を持ち込む際、輪行専用の袋に入れて、車体が一切、外に出ない状態にしないといけません。車体の一部でも出ているとNG。

よって、キャリアを使ってコロコロするにも、それだと持込み規則に反した状態(コロコロ部分だけでも露出が必要)であるため、駅構内に入るまでしかコロコロできない。

となると、コロコロを活用できる範囲はかなり狭くなり、実質は使えないと。

(※あくまで電車通勤の際に活用する場合です)

 

他の対策としては、輪行バッグに車輪がついているものがありますので(ころが~る)、それに入れたまま転がして運べば、鉄道会社の規定をクリアした上で、重さを軽減できます。

ですが、ころが~るは、輪行バッグそれ自体が重たく(なんと1.9キロ!)コロコロできない場所(階段など)では、まさに地獄の重さに。

また輪行していないときも、常に2キロの輪行バッグを携帯するというのは、ちょっと抵抗がありました。。

 

BROMPTONが、折りたたみ自転車であること、また大変丈夫な作りの自転車であることを考えると、にもかかわらず、限界まで軽量化されており、そこがまたこの自転車の素晴らしいところです。

ですが、絶対的な重量でいうと、軽々持ち運べるほど軽いものではありません。

うちの夫も、かなり重いと言っていました。

女性で検討されている方は特に、実際に持ってみて最終判断されることをお勧めします。


(車体重量、輪行バッグ仕様などは2018年当時のものです)


 

あとこれは、基本的に平地を走る通勤利用としては、さほど重大なことではないですが、坂道はあまり得意ではありません(最大の6速タイプであっても)。

少ないもので2速のモデルもありますが、店員さんいわく、それだと坂道走行はあきらめてくださいとのことでした。

また、6速タイプの場合、内装3速と外装2速を組み合わせて使うのですが、内装変速(走行中に切り替えられない)を触ろうとすると、止まった状態で切り替えなければならないのが不便でした。

一般的なスポーツバイクに慣れていると、走りながら状況に合わせて切り替えるクセがついているので、どうしてもその感覚を忘れられないからだと思います。

 

 

字数だとマイナスポイントのほうが多くなってしまいましたが、基本的にはとても満足でしたので誤解のなきようお願いします。

走行性・携帯性・デザイン性を兼ね備えたBROMPTONは、さすが折りたたみ自転車の王様と感心する完成度の自転車でした。

 

BROMPTONについて、他に感じたことなど記事にしておりますので、よろしければそちらもご覧ください。

 

 

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